日本神経学会

教育用画像システム運用要項

2022年8月9日改定

日本神経学会 画像ライブラリー システム(以下「本システム」とする)は一般社団法人 日本神経学会(以下「当学会」とする)の学会員が教育活動を目的とした画像とその情報を利用するために提供されるものです。以下の画像情報の提供申請時の注意を必ずよく読んでからご利用ください。

1 はじめに

(1)教育用画像システムについて

この教育用画像システムの制作にあたっては、グラクソ・スミスクライン株式会社の医学教育助成事業の助成を受けました。

この教育用画像システムは、本学会が会員から医学生および初期臨床研修医、専攻医、メディカルスタッフ(定款第7条1項第9号に定めるメディカルスタッフ会員の職種)の教育用として使用できるMRI・病理等の静止画像(以下「静止画像」といいます。)の提供を受けます。

そして、本学会は、会員から提供を受けた静止画像を希望に応じて医育機関に所属する助教以上の会員、または医育機関より医学教育に従事する資格を付与された一般病院勤務の会員(例:臨床教授、客員教授、非常勤講師など)が、医学生および初期臨床研修医、専攻医、メディカルスタッフ(定款第7条1項第9号に定めるメディカルスタッフ会員の職種)の教育用に使用できるようにするものです。

(2)本要項について

この「教育用画像システム運用要項」(以下「本要項」という)は,一般社団法人 日本神経学会(以下「本学会」という)が提供する教育用画像システム)の利用に関して,本学会と画像を提供する会員(以下「提供者」といいます。)、画像を使用する会員(以下「使用者」といいます。))間の各種の条件を定めるものです.

2 要項の変更

本学会は、提供者および使用者の了承を得ることなく本要項を変更することができます.この場合,本講座の利用条件は変更後の要項に従います.変更後の要項は,ウェブサイト上での公開をもって提供者および使用者への通知とし,その通知日をもって提供者および使用者が同意したものとみなします.教育用画像システムは、必要に応じて内容の追加や更新を行い,それに伴うシステムメンテナンスのため休止することがあります.

3 静止画像の提供

(1)静止画像提供者等

 静止画像は、本学会の会員から提供を受けます。

 静止画像は、脳神経内科領域の診療上得られたもので、医学生および初期臨床研修医、専攻医、メディカルスタッフ(定款第7条1項第9号に定めるメディカルスタッフ会員の職種)の教育に役立てられるものであることが必要です。

 提供される静止画像については、次の要件を満たしていただく必要があります。

  イ 提供する静止画像について、本学会に対して医学生および初期臨床研修医、専攻医、メディカルスタッフ(定款第7条1項第9号に定めるメディカルスタッフ会員の職種)の教育用に使用する権利を認めること。これには、使用者からの申請に基づき本学会が使用者に静止画像の使用を認めることが含まれます。

  ロ 提供する静止画像について、個人が特定される可能性がある場合には、患者さんの同意が得られていること。

  ハ 個人情報の保護に配慮されていること

  二 所属機関に所有権等の権利がある場合、所属機関の承認が得られていること。

  ホ 既に版権が存在する画像を提供する場合には、提供者自身が版権を有する出版社等より転載許諾を取得すること。

 提供者による自己利用について。

 この教育用画像システムで提供された静止画像を提供者が自ら、または自らが許可した利用者が教育や研究発表等で利用されることを妨げるものではありません。

(2)提供された静止画像の審査について

 本学会は、提供された静止画像について、教育上有益性があるかについて査読委員会で審査します。

(3)静止画像の登録・利用

 査読委員会が審査した結果、可とされた静止画像のみ静止画像システムに登録します。

 登録は、透かし処理を行ったうえで行います。

4 静止画像の利用

 本学会は、教育用画像システムに登録した静止画像を、次の要件を満たした場合利用することを認めるものとします。また、本学会は一の静止画像を二人以上の利用者に利用を認めることがあります。

 利用者が医育機関の助教以上、または医育機関より医学教育に従事する資格を付与された一般病院勤務の会員(例:臨床教授、客員教授、非常勤講師など)であること。利用者は、自己利用以外の利用をしないこと。

 医学生および初期臨床研修医、専攻医、メディカルスタッフ(定款第7条1項第9号に定めるメディカルスタッフ会員の職種)の教育用講義資料としての利用に限定されること。利用者は、講義受講者が動画共有サイトやSNS等による不特定多数への提供(公開・配信)をしないように厳しく周知すること。

 教育目的以外に利用しないものであること。

5 本要項に違反した場合の措置

(1)提供された静止画像について

 教育用画像システムに登録した静止画像について、申請要件を満たしていなかった場合や患者さん、所属機関等から異議が申したてられた場合、直ちに登録を抹消します。使用を承認していた場合、直ちに使用の中断を求めます。

 異議申立者に対しては、提供者が責任を持って対処してください。本学会が責任を持つことはありません

(2)利用許可した静止画像について

利用者が教育用講義資料以外の目的に利用した場合、本学会は直ちに使用の中止を求めるとともに、利用の承認を取り消します。

利用目的以外に利用した者には、以降利用を承認することはありません。

提供者等の著作権等の権利を侵害した場合は、全て利用者にその責任を負っていただきます。

6 その他

この教育用画像システムの管理・運用については、日本神経学会教育委員会教育リソース事業小委員会があたります。

問い合わせなど委員会あての連絡は、日本神経学会事務局にお願いします。

提供申請時の注意をご確認いただいた方は「同意する」をチェックしてから「確認」を選択して申請手続きを開始してください。